仙台レインボーロータリークラブ

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コラム

2024年03月01日(金)

お墓参りはこころを豊かにする

もうすぐ春のお彼岸です。みなさんはお墓参りにいらっしゃることと思います。
私はここ数年は毎週、妻とともに、できるだけお墓参りをするようにしています。
お墓は市内のお寺に私が父の死後設置したもので、現在、私の父母が眠っています。
また、妻方のご親族のお墓も近くのお寺にあり、義父が眠っているので、そちらもお墓参りをしています。市内で歩いても行ける場所にあることで、私も一人でお参りできます。お墓はほとんどだれもおらず、しんとして静かに時が流れています。
お墓の前に立つと、目の前には青空が広がり、白い雲がゆっくりと流れて行きます。
透明な空間でお題目を上げていると、自分の心が澄みきっていくのが分かります。
父母の好きな食べ物を霊前に供え、お題目を上げると、自分が今日も健康でお墓参りできたこと、いろいろな問題があっても解決できる、きっと良くなると思えるようになります。
お墓の前では、お金も地位も評価も業績も遠い世界のように感じられます。お墓の前でお供えした好物を食べ、自分が気にお墓参りでき、とても心豊かになります。
このすばらしい体験を、私は60歳になるまで気が付きませんでした。若い時からお墓参りはお彼岸やお盆にはしていたのですが、仕事や遊びに時間を費やしてしまい、今のようにお墓参りに行きませんでした。とても惜しいことをしていました。父母や義父にも申し訳ないことしたと思います。
子供たちにもこのすばらしさを共有してもらいたいとお墓参りを誘うのですが、まだこのすばらしさに目覚めていないようです。私も若い時は血気にはやっていたので仕方がありません。しかし、みなさまにはそれぞれのお墓参りをできるだけされてはいかがでしょうか。きっと、亡きご先祖様もお喜びになるでしょう。そして心が豊かになることを実感されるでしょう。
4つのテストのなかの「みんなのためになるかどうか」は、現在生きている人だけでなく、死せる方々も含まれていると思います。死せる方々を弔うことは、生きる自分の人生も充実させると感じています。


投稿者:香髙 茂会員

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